宇都宮の「餃子像」真っ二つに割れる…移転作業中に転倒(YOMIURI ONLINE)

 マイミクさんの日記で知ったニュース。

宇都宮市を訪れる観光客や市民らの待ち合わせ場所になっていたJR宇都宮駅東口の「餃子(ぎょうざ)像」が、6日午前の移転作業中に倒れ、胴体が真っ二つに割れた。
 駅前整備工事のため、市から駅西口への引っ越し作業の委託を受けた業者が、クレーンで5センチほど持ち上げたが、バランスを崩して土台が地面に落下。反動で像が前方に倒れてしまったという。
壊れる前の餃子像 作業を委託した宇都宮市駅東口整備推進室は「大変申し訳ないことをした」と平謝り。像を所有する宇都宮観光コンベンション協会は、市や宇都宮餃子会と相談しながら、新設や修復を検討する方針だ。

 いやその。かねて変だと思ってましたけどね、あの「餃子像」は。
 この記事にも壊れる前の姿が出てるけども、「ビーナスが餃子の皮に包まれた姿」をイメージした、とはいえ見た目は「餃子の擬人化にコスプレした女」というか、「餃子のお化けに食われかけている女性」というかだし。
 それに加えてこの事件、「クレーンで持ち上げたが、バランスを崩して土台が地面に落下」て、この手の美術品(一応)を移動させるにはそれなりの手順てものがあるはずなんだけども。台座とはあらかじめ分けて動かすとか、多少なりともクッション類をあてがってカバーするとか、鋼材の枠かなんかあててぶつけたりたおしたりしても大丈夫なようにガードするとか。でもどうも現場写真をみるに、そういうことはあんまり考えずに、とっとと台座ごとワイヤかけてクレーンで運ぼうとしたと思しい。
 いやしかし、これが北関東クォリティ、という感じも、ものすごくするのだ。「めんどくさいことかんがえてねえでワイヤかけて上げればいっぺよ(?)ほれほれ」――とか。それに、大谷石だしねえ。地元の馴染みの素材だし、大雑把に扱って大丈夫、というイメージもあったかねえ。もっとも、元より風化が進んでいた、と言う事情もあるようだけども。
 ところでこの像のその後について。
宇都宮のシンボル「餃子像」大破 移転作業中落下(asahi.com)

(前略)
像を所有する宇都宮観光コンベンション協会と宇都宮市では、像を修復して西口に設置する方針という。
 一方、市民の間には「これを機に新しい餃子像を」という声もある。駅近くの高校に通う高堀耕志さん(17)は「新しくするならば、ギョーザ型の郵便ポストにしてはどうか」と話す。
 宇都宮観光コンベンション協会の大垣博美事務局長は「ただの移動作業と聞いていた。まさか事故とは。修理して町のシンボルとしてまだまだ頑張ってもらいたい」と、像の現役続行を訴えている。

 ううん。とりあえず修復、が主力としても、もうちょっとなんとか、の声も更に噴出しそうだなあ。まあそうだろうなあ;;

#続報:既にして、「実はテロ」との声も!
餃子像破壊、しもつかれ派が犯行声明─栃木の民族紛争激化か(bogusnews)

栃木でもっとも有名な観光スポットとして知られるJR宇都宮駅東口の「餃子像」が6日破損した事件で、地元過激派の「しもつかれ統一同盟」が「自分たちがやった」と犯行声明を出していることが、夕方までにわかった。栃木県内ではそれぞれ独自の食文化を推進する複数の民族同士の争いがかねてからあったが、今回の事件をきっかけに紛争が活発化する可能性が出てきた。

 宇都宮がかくも血塗られた土地であったとは……世の中侮り難し……

 それはそうと、「水戸納豆の碑」なんてのもあるのねッ!
「水戸納豆」モニュメント7月10日「納豆の日」に誕生(OhmyNews)

*後日追記:餃子像は10月30日、補修を済ませて無事宇都宮駅西口バスターミナルに設置されたそうです。