声はすれども

 昼食を買おうと外へ出たら、雨もよいの空から重低音が響いたのだった。
 こいつぁいけねえなっ、ってんで早々に職場へ戻り、昼を食べつつちらちら窓の外を見ていたが、稲光は見えず。
 激しい雨は西の方から斜めに動いて北東方向へ早足で去っていった。そして雷は見えないまま光が射してきたのだった。
 なんか損した感じ。ちっ。