雷だ!

 あっというまに空がどんより暗くなったな、と思ったら、轟音!
 わあいっ、と思って窓に寄ったけれども、もう光は見えず。ちっ。
 ……いや、好きなんですよう、雷。綺麗だし。――なんて、能天気なこと言ってられるのは、防災意識がすっとんでいるせいかしら……
 それはそうと、東京に出てきてからは雹ってものを見ませんなあ。子供の頃実家のあたりでは、年に1回くらいはかならずってくらい降ってきたものだけど。だいたい毎年、5月くらいに。――それは懐かしんでいいことじゃないのか?;