悪酔いな年末年始を過ごすために

 「イノセンス」を入手する。
 今頃、と思われるかもしれないが、慌てる必要はないと思っていたのだ。どうせ悪酔いを堪えつつ、ちょっとずつ見るんだから。
 映像の見事さは、六本木ヒルズでやっていた「イノセンスの情景」展で見たから知っている。(択捉の巨大ビルを回り込んで飛ぶところとか、人形師の館の造形とかを、繰り返しモニタで流していた)ただてんこもりの引用と陰鬱な雰囲気(それが売りなのだろうが)にちょっと腰が引けていたのだった。
 でも実はまだ腰が引けたままなので、DVDプレーヤに入れてみてさえいない。
 まあ、忙しくて精神的に疲弊してる時期に見るもんじゃないと思うのね。多分。