はまぎんホールヴィアマーレにて「柳家花緑独演会 花緑ごのみ Vol.25」を見る

#リンク先は12月の新宿紀伊國屋ホールの回のもの。
 柳家花緑独演会である。Vol.25という同じ企画とあって、演目はほぼ同じであった。ただし2本のネタ下しは既にこなれたネタになっていて、12月に見たときより工夫があった様子。

  • 蜘蛛駕篭 まくらは、仕事で福岡へ飛行機で行った時に、ANAのシステム故障で大幅に遅れた話。結局離陸が予定より2時間半遅れたのだが、客室乗務員(チーフ・パンサーとか呼んでおられた。それじゃ豹やがな;)のお詫びのご挨拶が「それだけかいっ!」だったこととか、さんざん遅れた挙げ句に救命設備の使い方の説明かいっ、とか言う話。さて「蜘蛛駕篭」はというと、シャキシャキした先輩駕篭屋とボケ役の新米の落差が大きくなっている様子であった。酔っぱらいの乱れ具合もなかなか。
  • おぼっちゃんの部屋 前回はクリスマス・ソングだったが、今回は「オーバー・ザ・レインボー」ではじまり、「ジムノペディ1番」とかピアノのお師匠様の曲を弾いたりする。今回はご本の話やお弟子の舞台登場はなし。最後はやはり「ハナミズキ」で締める。

(仲入り)

  • 権助提灯 これも12月のネタ下しよりかなりこなれた様子。権助の間抜けさとあつかましさが際立っていたような。
  • お楽しみ――と書いてあったが、実際にやったのは、不動坊。同じ長屋の憧れの未亡人が、大家の媒酌で同輩と再婚してしまうというので、作り物の幽霊を出して再婚話をぶちこわそう、と目論む男達の間抜けな顛末。

 そして終演後は、前回と同様にグッズやご本へのサイン会をやっていたのだった。まあ前回サイン貰ったから、もう並ばないけどね。