銀座ブロッサムにて立川談春独演会「噺小屋スペシャル 睦月の独り看板」を見る

 ふふ。気が付いたときにはチケット売り切れてたんで諦めてたんですが、mixi某所にチケット譲ります情報が出ていたもので。ありがたやありがたや。
 冷たい雨の降る中、老若男女が詰めかけ満員御礼。しかし今後より一層チケットはとりにくくなることでありましょう、なんでって五日の「情熱大陸」で談春師匠を扱ってたから。むむう、あの番組は良かったけど、ここまで世の中に知らせなくても、て感じが!(と、ファンは勝手なもんでございます。)
 演目は以下。

  • 「小言幸兵衛」 前半は「情熱大陸」の裏話。しょっぱなっから「ポリープ疑惑の談春でございます。」疑惑かよ! 噺は、持ち家を貸しに出している幸兵衛さんが、借りに来た人々に小言を言って帰らせてしまう、というのの、鉄火肌の豆腐屋の巻と、腰の低い仕立屋さんの巻、の部分を。や、子供のできない奥さんを離縁しろと言われ怒った豆腐屋さんの啖呵なんぞ、見事なもんでございました。――でも如何せん、枕が面白すぎた。

(仲入り)

  • 「妾馬」 メカ馬じゃないよ、妾馬。て談春師匠の「妾馬」聞くのは二度目ですけども。得意の大ネタらしいですね。後半八五郎がべろんべろんに酔っぱらい、悪態つきながらも、お大名のお部屋様に出世した妹と、老いた母親を思って話をする下りがポイントでございます。「実るほど……稲穂かな。」でござんす。

「さだのうた」は買いました。談春師匠による「父さんとポチ」も聞きました。酔っぱらいぶりがうまいですよ。「ポチはバラード嫌い?」の不安げな様子が。でも欲を言えば、なんかサゲが欲しいとこでしたな。