出光美術館にて「やきものに親しむVI 陶磁の東西交流―景徳鎮・柿右衛門・古伊万里からデルフト・マイセン― 特集展示:南蛮風俗図(出光美術館)」を見る

 もう最終日なので、慌てて行ってきたのだった。
 陶磁器のそれぞれの品については、ガラスや漆器や織物ほど執着しないもので、魂が抜かれるように、ということはなかったのだが、これはどちらかというと西欧での中国・日本の技術やデザインをいかにコピーしアレンジするかという過程が面白いですな。デルフトとかマイセンとかイギリスでも各地で頑張ってた窯があるとのこと。確かに参考にした原典と比べると違うのだが、これはこれで頑張ってるなあ、という物も多いのだった。逆に日本にも欧州のデザインに基づいて窯元に発注するなんてことが行われたそうですが、必ずしも意図したような製品にはならなかったり。(布袋様が混じったようなケンタウロス像とかな;)
 結構満足して、図録を買って出る。