山種美術館「琳派から日本画へ」を見る

レッツエンジョイ東京の記事
 これも終了が近いので、出光美術館を出てから回って行ったのだった。
 光琳とか宗達と乾山あたりが目玉のようだが、抱一・其一の方をじっと見てしまうのは華やかなものに弱いせいであろうか。要するにわびさびはわからないのね、まだ、と自分でも思ったり。
 山種の収蔵品では下村観山「老松白藤」や速水御舟「名樹散椿」が出ていてこれもぼうっと眺めてしまうことであった。
 コンパクトながら良い美術館なんですがな、山種美術館って。移転後もこのくらいの展示をコンスタントにやってくれるだろうかとそれはちょっっと気掛かりだったりする。
 ところで、この展示の図録はなかったのだが、収蔵品等が多く収録された『開館40周年記念展 山種コレクション名品選』の図録があったので、ちょっと引っかかったが買ってしまう。
 帰宅して、何が引っかかったかわかった。持ってるじゃないのよ;
 どうだっけ、と思いつつも買ってしまったのは、きっとまだ見えたこともない「斑猫」のせいなのだ。くそう。
 そういうわけで、もしどなたかご希望の方がおられたら、余計に買っちゃった図録をお譲り致します。さすがにタダってのもなんなんで、価格は応相談で。