下北沢本多劇場にて春風亭昇太独演会「オレまつり」を見る

kazume_n2008-02-10

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 今年で18回目を迎える「下北沢演劇祭」が2月1日、幕を開けた。今月29日までの1カ月間、下北沢の9つの劇場でさまざまなパフォーマンスが行われる。
(中略)
 また、「笑点」の大喜利メンバーの落語家春風亭昇太さんプロデュースによる「下北演芸祭」も6日より本多劇場で開幕した。昇太さんの26周年記念落語会「オレまつり」をメーンに、立川談春さんや林家たい平さんら若手実力派による高座のほか、ポカスカジャンさんによる楽器を使った漫談、浪曲まで、幅広い演芸人が集結。17日まで楽しめる。

 先日の若手落語会で貰ったビラを見て、当日券があるらしい、というので出掛けてみたのだった。行ってみるもので、当日券はあった。パイプ椅子の補助席だけども。
 この「オレまつり」、壇上に上がるのは昇太師匠一人きりで、あの激しい芸を、なんと2時間仲入りなしで見せる、という趣向だったのだった。
 会場に入ってみると、舞台には高座の他に下手の端に、カップや手ぬぐいを置いた卓袱台と、茶箪笥やら何枚もの衣装を吊ったハンガーやらが置かれている。昇太師匠の独演会を見たことのある者ならぴんとくるであろう、生着替えだ。これは、楽屋だか茶の間だかに当たる部分も舞台に上げてしまい、昇太の独白を聞かせつつ進行する、という企画だったのだった。
 冒頭、暗いステージの手前、卓袱台脇に人が出てきたと思ったら、もう始まっているのだった。
「26年か……あっという間だったな」
 そして、「師匠には可愛がられたな。まあオレ可愛かったから」とか回想をはじめ、「師匠に教えて貰った噺と言えば……『牛ほめ』だろ。『雑俳』だろ。――おしまい。」
 なんてことを言ってるうちに「あれ、できんのかな今。――おーし、やったろ!」などというあたりで、お囃子が鳴りはじめている。で、一旦袖に引っ込んで、すぐ高座の方に出てくるんである。
 そんな感じで、演目は以下。

  • 「雑俳」
  • 「力士の春」
  • 「おやじの王国」
  • 「花粉寿司」
  • 「ストレスの海」
  • 「人生が二度あれば」〜♪マイウェイ(替え歌)熱唱

(詳細は又後ほど。)

 それはそうと、この本多劇場というところは初めて行ったのだが、下がヴィレッジヴァンガードなのだった。終わってからついふらふらと立ち寄って、妙なものを物色する。この後会う約束の友人一家のために、自分ではまず買わなさそうな東京土産を物色したのだった。