明治大学商学部特別講座 「表現はどこから生まれてくるか」講師/佐藤亜紀 第二回

 今回はちゃんと聞いたのだった。
 実は15分前に会場に来て席を取り、折角だからと抜け出して隣のアカデミー・コモン地下へ行き、明治大学博物館でギロチンと鉄の処女を眺めてから戻る、ということをやったのだが。でもあれ、レプリカなんですなあ。当然といや当然かもしれないけど。
 で、ぎりぎり間に合うように会場に戻ったと思ったら、もう始まっていたのはちょっとまぬけであった。

 今回のテーマは「言語表現と『痛み』」。――言語表現の話をしたかな。私が聞き落としただけかもしれないけど。
 内容のメモは追々。
 今回も終盤にちょっとだけ参考ビデオを見せた。主旨としては「映画における殴り合いの歴史」だそうな。

 予定の講義時間は15時半までだったのだが、質疑応答に結構時間をかけたので、最終的には16時半までたっぷり話し込んだのだった。質問は講義の内容に留まらず、出たばかりの新作「ミノタウロス」の内容についてもいくつか。
 私も読み終わったとこですが、やあ、それはそれは酷い話で。登場人物の身の上に何か幸福な物を求めるひとは、間違っても読むべきじゃないと思うな。(褒めてます、念のため)
 この本は、うかうか電車で読んではいけない。乗り過ごすから。