上野千鶴子氏の国分寺市「人権に関する講座」講師任用をめぐる問題

 mixiで紹介されていた署名募集サイト↓を紹介しときます。
東京都に抗議する
 要するに東京都の「ジェンダー・フリー」問題ですな。あんまりにも偏った「ジェンダー・フリー」の適用があったからというんで東京都教育庁が「ジェンダー・フリー」関連の動きに神経質になっていたのが、こういう形で出ちゃったらしい。
 私は署名するほどこの運動に賛同もしないんだけども、都の狭量な姿勢は、確かにどうかと思う。上野千鶴子氏はこの問題では都が警戒するような先鋭化したフェミニストではないと思うんだけども。中庸というか寛容な人まで「女性学」ということでひとまとめにして叩いたりして、却って都の姿勢への反感を買うだけと思うけどね。
 とりあえず、国分寺市の講座については都の判断ミスだけど、それに抗議するなら署名集めて実施を迫るよりも、この講座に代わる上野氏の講義が聴ける別のイベントを企画する有意義だと思うけどな。今回の講座を企画した国分寺市の担当者は無念だろうけど、ごり押しで実施するより代替イベントをもっと成功させる方が、結果的には都の判断ミスが際だつだろうし。(ついでに言えば、今度の騒ぎが恰好の宣伝にもなる)
 上記の署名募集は26日の正午までだそうなので、結果を見守りたい所ではあります。

 事件の発端はこちら↓が簡潔にまとまってます。
人権講座:上野教授の講師を拒否 都教育庁が思い過ごし(YOMIURI ONLINE)