渋谷・シェスパの爆発事故ニュースリンク(Yahoo!ニュース)

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 東京都から千葉県にかけての関東地方の地下には「南関東ガス田」が広がり、温泉などの地下水にはメタンガスが含まれている可能性が高い。掘削時の事故だけでなく、温泉井戸のない場所でも、自然に湧出したガスが、屋内などに滞留し、爆発する事故が報告されており、広いガス田が広がる千葉県では、同年7月に事故防止の対応をまとめた文書を関係者に配布した。
 一方、東京都では、同年5月、掘削を許可する保健福祉局(現環境局)が安全対策ガイドラインをまとめたが、対象は温泉掘削時に限定したもので、すでに存在した約9割の温泉井戸127カ所を含む全144カ所の掘削後の安全管理体制を指導するガイドラインは作成されなかった。担当者は「とりあえず掘削時の事故を防ぐための対応を急いだためだった」と釈明する。
(6月20日15時3分配信 毎日新聞

 そうそう、みんなすっかり忘れてるけど、東京って街の真ん中にぼこぼこ温泉が涌いてるとこなんだよねえ。で、そういう地形だってことは、温泉だけじゃなくってガス田なんかも広がってたりするわけで。
 人の多いビル街なんか歩いてるととてもそんなとこだとは思わないけど、地盤の一枚下はそんな危ないことになってるのだった。それでも人はいくらでも集まるし、温泉も掘っちゃうのだった。
 馬鹿馬鹿しく能天気だ。
 確か一昨年2月には、北区の温泉掘削現場でもガス噴出による火事がおこったばっかりだってのに。あれは確か相当長時間燃えたのだ、ガスがなかなか尽きなくって。それと都内ではないがほど近い千葉県内では、ガス田が広がっている地形が珍しくなくて、空き地で漏れた天然ガスが燃え続けている、なんてとこもあるそうだ。2004年7月には、九十九里町の「いわし博物館」が爆発なんてえ事故もあったはずだが。
 意外と忘れちゃうんだなあ。他人事だと思うのか。
 街中を歩いていて、もうすぐここが地中の天然ガスで爆発しますよ、と言われて誰が信じるだろうか。でも起こっちゃうんだなそういうことが。
 地中のガスや蒸気を全部をコントロールできるとまでは思わないけど、せめて温泉等々を掘る時には、そういうことも必ず調べるようにしといてもらわないとだな。
#後日追記:その後見たニュースによると、一応天然ガスを温泉水中から分離しながら、溜まらないように換気する装置はあったらしいが、その装置の不具合でガスが溜まったとのこと。そうか一応ちゃんと考えていたのね、と思ったら、計器や換気装置のメンテは下請け業者任せで従業員はガスのことなんぞ全然教えられてなかったそうな。だめじゃん;