「アバター」を見る

 映画の日でもあるので、シネコンにて評判のこれを見ておく。いや、映画ファンの友人知人の間では色々と微妙な評判ではあったのだが。まあそれでも見ておけ、という声が高いので。見たのは3Dの吹き替え版。(字幕版にしなかったのは純粋に上映時間のやりくりに拠る)
 うむ。確かに美麗で迫力のある映像。分かり易いストーリー。
 ……分かり易すぎるぞ
 いや、予告からしてもそういう話かな、とは思ったけどね、でもキャラクターがステレオタイプ過ぎるとか、ものすごい違う進化を遂げた違う生き物のいる星の筈なのに馴染みのある造形の生き物(ヒトと混ぜ合わせられるDNAがあるんだそうですぞ。DNAが。へー)とか生活習慣だったり、さらにかあの終盤の展開は、いくらなんでもご都合主義が過ぎないかと;
 あ、あれはデウス・エクス・マキナってやつかしら!?
 まあ、色々考えてみると多少の伏線はあったようだけども。でもなあ、はじめからそう言う話なら。後半に入ってそっち側へ行くあの人のこともこの展開を呼ぶきっかけなんだろうな、とは思うものの、それにしては随分と書き方が偏って、唐突な展開になってる気が。だいたい頭数集めたからって、何か近代的地球人兵器への有効な対処法を持ってる訳じゃないみたいだし。実際味方もばたばたやられてるし、偶々うまく行っただけで相当無謀じゃん? それにああやって力で制圧できたとして、その後どうするよ?
 など、等、気になるばかりなんだけどもなあ。そういうこと気にしちゃ、いけないのだろうか;