「ジュリー&ジュリア」を見る

 予告を見ていて気になったもので、見ておくことにしたのだった。だって美味しそうだったんだもんよ!
 で、本編。メリル・ストリープ演じる60年代にパリに渡った大使館員夫人/フランス料理研究家ジュリアと、現代のニューヨークはクイーンズ在住の、料理が趣味と言う平凡な勤め人・ジュリー。主人公二人はどっちも不思議ちゃんだが、料理を作って時々手酷い失敗をするのは現実なのだった。
 まあ二人とも、ずっと家庭生活や経済的には安定しているので、基本的に不安はないわけだが。どっちかが離婚してたり実際に連絡を取って大喧嘩してたりしたらより「リアル」だと思うのは私の底意地悪さであろうか。
 とはいえ、すったもんだがあってもいつでも料理が美味しそうなのが何より。(あのブフ・ブルギニョンとラズベリーババロアは勿体なかったですがな!)
 いや、もしかすると本編の主人公と呼ぶべきは、二人のヒロイン達よりも料理、なのかも。