東京国立博物館にて御即位20年記念特別展「皇室の名宝―日本美の華―」第2期を見る

 ふと気がついたもう最終日になっていて、慌てて見に行ったのだった。第1期ほどすごい期待はしていなかったのだが、それでも正倉院の宝物とかも出ていると言うので。
 とはいえ、正倉院の宝物以外の今期の目玉は和漢朗詠集など古筆の銘品だと聞いていたので、書にはあんまり興味ないからさっさと眺められて楽勝ね、とか思ってたのだが。正倉院宝物の工芸品類にまず随分と打ちのめされ。更に最後の方に蒔絵の文箱とか香道具とか狩野派の屏風群とかあって悶絶する。そういうのあるなら先に言ってよ!と;
 だってね、だってね、正倉院の楽器とか、鏡箱とかの螺鈿て、これもしかして漆部分の方が少ないんじゃ、とか、どーやってこんな模様を、とかいう代物で。なんかあうあう言いながらガラスにへたばりついてしまいましたよ。どうも工芸品には弱くて。
 実は午後の予定があるところを強行軍で見に行ったのであんまり時間はなかったのだが(だから早起きしろよと!>自分;)まあそれでも見られたから良し、というところで。幸か不幸か図録は第1期にまとめて買ってあったので、後ろ髪を引かれつつ会場を後にしたのだった。
 むむう、ここで見そびれたらもうなかなか見られないものも多いんだろな。いや、また追々三の丸尚蔵館あたりで見せてくれたりするかしら。
参考:宮内庁のサイト内のページ