「イングロリアス・バスターズ」を見る

 タランティーノ監督が盛んに宣伝してますな、面白くなかったら返金とか。
 しかしちゃんと面白かったですよ。重要なのはブラピよりも、敵役のクリストフ・ヴァルツ演じるランダ大佐だと思いますが。柔らかく人当たりの良い態度なのに、朗らかな笑顔が怖い怖い;
 まああそこでブっとんだバスターズのボスを務めるのはそれなりの役者じゃないと、というのも分かるんで、ブラピを招いて正解ではありましょう。しかしよく引き受けたなブラピ。なんか楽しそうでしたが。しかしバスターズの面々はキャラを立てておきながら見せ場が少ないと思うの;(「ユダヤの熊」とか見せ場はあれだけかい! と;)
 でもバスターズの見せ場が多かったとしても、この映画で一番面白いのはフランスの田舎(パンフによるとナンシーらしい)の酪農家のおっさんとランダ大佐のダイアログが大半である第一章だという気はするんだけど。あの酪農家のおっさんは何で英語なんか話せたんでしょうなあ。出稼ぎにでも行ってたのか。単なるご都合主義か。