日本橋高島屋にてウィーン・ミュージアム所蔵『クリムト、シーレ ウィーン世紀末展』」を見る

 どんなんかな、と思って券を買ってあったのだった。
 ふむー、面白くはあったけども、図録を買うほどではないかな、と言う程度。ウィーン分離派はアカデミスムに反する物としてオーストリア国内で生まれた動き、らしいんだけども、同時代とはいえアール・ヌーヴォーと似たところあるちう感じはしないものなのだった。装飾性、とかいう共通項はあるはずなのだが、見た感じあんまり共通する印象は受けないなあ。むしろ英国のラファエル前派あたりに近いのかな? 印象派的な作品も多かったけども。
 それなりに楽しんだんだけども、しばし考えた末、やはり図録は買わずに出る。
 どっちかというと、同じフロアでやってた別の企画:「ルネ・ラリック生誕150年記大ラリック展」の方が気になったりして。いや、アンティークじゃなくてどれも現在発売されてるのの展示即売会だったんだけどね。かぶりつきで見てしまいましたよ。