明治大学にて佐藤亜紀氏商学部特別講義第1回を聞く

 3年連続で開講された特別講義、今年度の初回。
 と言っても私は1時間近くも出遅れて到着したのだった。後で顔見知りの人々に聞いたところでは、どうやら前年までのおさらいだった様子。
 いやでも、あるお集りで聞いたという「ファンタジーは押し入れの文学」というエピソードとかは、初出だと思うのですが。
 ところでそういうことを言う方がファンタジーの書き手/読み手の主流だとかいうのは読み手的にも承服できないですぞ。とりあえず私個人は。真面目な読み手なら「ハリー・ポッターの魔法の国の行政制度(魔法省とか。)はどうなっているの?」という疑問は至極ごもっともだと思うし、そこから色々面白い設定やらエピソードやらが出てきそうだ、とわくわくしながら考えると思うのですよ。「それは『押し入れ』だから!」とかって封じ込めちゃう方々の感覚こそ解せないですけどねえ。