引き続き昼酒部

 例によって映画の会のメンバーで昼食と称する昼酒宴会へ。何度も使っているイタリアン料理屋にて。
 皆様「ワルキューレ」(のおじさま達)を堪能されたらしく、映画のことと、映画の舞台の二次大戦前後のドイツ、もしくはさらにその背景の欧州史の話に花が咲く。例えば、

  • 熱心な賛同者でなかったために実行時には主人公達ともめて逮捕拘禁されるフロム将軍(このひともほんとは「上級大将」)がとてもよかった。
  • テレンス・スタンプが出てるってどうして事前に教えてくれないのよ!
  • あんまり説明されてないけど、主人公他クーデター参加者の軍人の多くは名前に「フォン(von)」がついてるお貴族なんですなあ。まあ序盤のワンシーンで、奥方が「伯爵夫人」と呼ばれてるから、実は主人公は伯爵なんだね、というのが示されているわけだが、そのくらい。主人公の同輩で爆弾の技術指導をしてくれるひとなども、パンフ見たら名前にvonがついてるのだった。
  • クーデターなるものは行政や軍隊の指揮管理が一点に集約されていて、更に中央政府転覆後に下部行政組織がそのままクーデター側の命令をきくような体制下でないと成立しない。という事実や、それを踏まえて成功させるために押さえておくべきポイント等は、フランス革命後の革命政府に対して繰り返し起こされたクーデターの経験によって既に知られていたとのこと。

 等等。
 そんなこんなを話しつつ、つい居心地が良くて、13時前あたりから18時過ぎあたりまで店に居続けて、食い&飲み続けた私達だったのだった。