三井記念美術館にて「金剛宗家伝来能面54面の重要文化財新指定記念 寿ぎと幽玄の美 国宝雪松図と能面」を見る

 で、三井記念美術館
 折角応挙の「雪松図」だし〜、と思って出掛けた、が。
 まあ応挙は良いんだけれども、展示の主要部分は能面だったのだった。三井記念所蔵のいくつかの面が新しく重文指定されたよ、というのでその記念の展示だったのだが、とにかく面が多いのだった。
 いや、面白いんだけども、自分にはあんまり能面属性がないのではなかろうか、と思うことしきり。数だけならそこそこ見てるはずなんだけども、未だに小面と若女と増女と孫次郎あたりの見分けはつかないぞ。泥眼はさすがにわかりそうな感じだけど、髪乱れてて口開いてるから。
 とはいえ、わびさびよりはましな気はするので(気がするだけだが。この展示でも最初の部屋には国宝とか重文の黒楽茶碗等があったのだ)これは経験を積むしかないのであろう。悩ましいことである。
 今回の展示は今回独自の図録を作っていない様子だったので、売店でも何も買わずに出たのだった。三井記念の売店には色々と雅なお道具があるので誘惑されるところはあるのだが、そういうものは価格も相応なのだった。くくく。