羊を食す宴会

 都内のモンゴル料理屋にて、「羊を一頭分食い尽くす」という企画の宴会に出掛けていく。参加者は、各所人脈に声を掛けた結果、三十名ちょっと。
 モンゴル料理の他に、モンゴルの民族衣装を貸し出す、というのが売りの店であった。モンゴルの宴会の風習に従い、歌に会わせて蒸留酒回しのみ、なんてのもやったのだった。
 だんだん座が乱れて来るというと、ボンゴやらマラカスやらヴァイオリンやら(弾ける方が何人か参加されてたのをいいことに、勝手なリクエストが飛んだのだった)鳴り物も賑やかに、撮影会やらなんやら、異様な盛り上がりであった。
 しかし羊もちゃんと料理すると美味ですのう。ピータン豆腐や酢の物などの冷菜と、蒸し餃子、揚げ餃子(というか揚げ饅頭に近いか?)、羊肉の鍋なども出たのだった。
 あれだけ大規模な宴会はなかなか立ち上げられないが、同じ店が近々ショットバー(モンゴル料理と酒の!)を開業するというし、いずれちょろっと飲みに行くことも可かもしれん。