サイン会〜企画「SF落語を書く」

 引き続き別棟(ショッピングモールに付属の建物ね)で早見さんのサイン会がある、というのでついて行ってサインを頂いて(でも隣がトニーたけざき氏だったので行列具合が全然違ったのだった。ああああ;)、その後「Cyberpunk renovated」とどっちにしようかと迷ってから、この企画へ。
 行ってみると会場正面には、左端に司会の牧紀子氏を置いて、「ハナシをノベル!!」の関係作家諸氏(田中啓文浅暮三文小林泰三北野勇作田中哲弥牧野修)がずらりと並んでおられる。で、落語というものについて、これだけ古典があるなかで敢えて新作を書いて発表していくと言うことを語り、その意義や創作の苦労などについてそれぞれに意見を聞いていくわけだが、まず一番右端にいる牧野修氏に訊くというと、「……え?」とボケをかますのだった。(らしいと言えばあまりにもらしいが;)この企画の結論は、どうやら「並び方は大事だ」ということらしいのだった。
 そして、これから皆さんどんな落語を書いていくのか、また10月の回の演目を誰が書いてくれるか、と言う話になる。そろそろ台本が要るところだが、全く目処もまだついていないらしく、「クトゥルー落語とか」「いや俺クトゥルーしらんし」「大丈夫なんとかなるって、だから10月の」「いやあそれは難しいなあ」「10月は無理でしょう」とお互いにするすると逃げ/押しつけ合うのだった。最終的には、北野勇作氏であったか、前に書いた台本のリメイク作品が預けてあるはず、というところで落ち着いた様子だったが。
 しかしこの「ハナシをノベル!!」企画、首都圏でもやりませんかのう。世話役(なのかな?)の田中啓文氏は、「ハコさえあれば、どこでも」と仰ってたけども。東京近辺で、嗚呼行きたい、でも大阪遠いわっ、と身悶えてる人間は結構居ると思うんですがな。会場費用と、噺家(月亭八天)さん、お囃子さん、その回の落語作者の作家さん(だいたい1回ごとに二人)のアゴアシ代くらい出せれば、なんとか実現できそうだと思うのだけど。良く書店等で開催のトークショーくらいの規模で、実現できないもんかな、と。
 どなたかイベントプロデュース関係者の皆様、または書店・出版社関係などでこういうイベントに興味をお持ちの方、おられましたら田中啓文氏と月亭八天氏にお問い合わせしてみて下さいませ。もしやるんなら行っちゃいますよ、当然のことながら。

ハナシをノベル!! 花見の巻

ハナシをノベル!! 花見の巻

#ところでこの御本の方も、「花見の巻」以降の続巻も出ないのかと期待してお待ちしているのだが。あるいは他の演目のCDとか、DVDとか、iTunesで売るとかネット配信とか、しないかしら。