上々颱風「新宿花園神社七夕コンサート'08」に行く

 恥ずかしながら、今でも活発なライブ活動をされてることを知らなかったのだった。このライブは毎年やっていたらしい。
 上々颱風は好きなバンドなのだが、田舎にいたり貧乏だったりモチベーションに欠けていたりして、ライブに行ったことはなかったのだった。しかし、人生の短さ儚さを感じる昨今は、私も行ける物、見られる物は見ておこうという方向へシフトしており、御縁あってお声を掛けていただいたこともあり、一念発起して出掛けてきたのだった。
 や。暑かったですが、楽しゅうございましたよ。ああいうひゃらひゃらした歌声は心地良うございますね。
 しかし、初めて見るのにどうも既視感が、と思ったら、どうやらモダンチョキチョキズあたりを思い出すんですなあ。(いやモダンチョキチョキズも生で見たことないけどさ;)或いは、楽器演奏で言うと、タブラトゥーラのダンスピースあたりとかか。
 なんだ、要するに好きな系統の楽曲なんじゃないかい、ということで、手拍子取りつつふらふらする。しかしここは手拍子も難しいですのう。無謀にもシンコペーションとかに付いていこうとして玉砕したり。
 ところで長くやってるとは思ってたけども、紅龍さんは既に「前期高齢者」なんだそうな。(と、えみちゃんがMCで言っていた)ビブラート掛けようとしなくても手が震えて掛かっちゃったりするそうなのだ。(ほんまかいな;)そのうち布団に横になったまま三線演奏のコンサートなんてのもやるかもしれんそうなのだった。(その方が大変なんじゃなかろうか?;)
 汗だくになりながらも楽しくよっぱらってライブ終了。CDはどうしよかな、とちょっと考えて、いやいやここは通販、と思い直し、手ぬぐいだけ買ったのだった。
 ついでにライブの熱をひきずったまま同行者諸氏と中華なんぞ食べて、更に椿屋珈琲店に回ってシフォンケーキと内装とコペンハーゲンの茶器を堪能して帰る。

 人生には潤いが必要なんだなあ、つつましく。と思うことであった。