昼食がてら宴会

 映画の後、一同11人で昼食に行き(咄嗟に近辺のレストラン検索をして、電話予約を入れてくれた手際の良さに大変に感謝。見習いたいものである)ワインを2本開けて馬鹿話をする。や、昼酒はいいですな。
 映画の話の他、馬鹿話の話題をつらつらとメモ。

  • サウスパークの話。新シーズンはカイルとカートマンの立場逆転が新鮮であった、とのこと。むう、入手できるかしら。
  • お友達の某I氏から「詐欺師の楽園」(これかな?)の美本が送られてきた、というお話。古書店で入手されたらしいですが。そういう方なんですか。
  • 「ノー・カントリー」の話も少しは。ヒトはばたばた死ぬ、簡単に、もうあんまりにも淡々と死ぬんで、血なまぐささも感じなくなるくらい。犬も死んでて、既に撃ち殺された死体も映ってたが、そういえば猫は全然死んでなかった。一匹、これは、と思ったのもいたのだが、無事だった。その点コーエン兄弟はえらいかもしれん。(猫好き限定基準だが。)
  • 「ノー・カントリー」の終盤に出てきた一人で猫達と暮らす車椅子の老人(元保安官補)について。あの家の猫達は一体どこから来たのか、あの家は周辺にも全く他に人家がないようだったが。爺さん車椅子生活だし、本格的に動けなくなったら食われちまうんじゃないか(以前、そういう嘘かほんとかわからんニュースがありましたね)、という話から、何の用があってあんなとこに住むのだろう、年をとったらそれなりに人里/身内の近くに住んで欲しいものだ、という話題へ。
  • 勤め人だった男性は退職後、ほんとに行き場をなくし人間関係もなくしてしまうので、奥さんにべったりになっていたりする。そういうところからして、退職時に奥さんが家のリフォームの話を持ち出し、「あなたの書斎を造りましょう」とか「リビングに友達を呼べるようにしたい」と言い出したら要注意――そこから出てくるなってことだ。(しかしまだしも、リフォームしてでも同居してくれるだけましだと思うけど)
  • 熟年男性向け料理教室などがあるが、あれは実は「料理を身につけさせる」のが目的ではなく「とにかく出掛けていく先が、夕食を食べて来てくれるところが、あわよくば同様の立場のお友達が」できれば、という意図で送り出される。しかして熟年男性は何故か「蕎麦打ち」にはまることが多い。あまり余計なオプションがつかないから、とっかかりやすいのか。しかし蕎麦打ちにはまると、蕎麦の食べ方にやかましくなっていけない。
  • ある熟年男性のグループにより行われたモンゴル蕎麦打ちツアーの話。それは「エクストリーム蕎麦打ち」ではないのか?
  • ライオンの雄の怠惰さについて。虎や豹は単独行動なので、独りで餌を獲て身を守るために引き締まってるのにに対し、ライオンは群で活動するから、雄は雌に養われて結構だらしなくなってしまう。一方雌は結構しっかりしてて、でれでれ雄に寄ってこられても一撃ではり倒したりする。テレビで見たライオンの群のドキュメントで、あぶれた三兄弟がずっと群を追っていって、あるときボス雄に勝負を仕掛けるも、返り討ちにあったりした図、とか。まれに兄弟2頭で群のボスになってる例があって、それはそれで外の雄に2頭で当たれるから安定した体勢と思しいが、ヴァンプ雌が来たら崩れるだろう、とか。
  • サファリパークでライオンの赤ちゃんをだっこさせて貰った話。しかし赤子といえどぐるぐる怒っている姿は結構な迫力であったそうな。ライオンてのは猫科の中でも随一の体力を誇るのだそうですが。
  • 翻って、狼という生き物は存外臆病で、犬もその傾向がある。子供の頃に怖い目に遭った場所や相手には、その後もなかなか近寄りたがらなかったり。オランダ某所で二時大戦中、狼と掛け合わせて最強の犬を作る、という試みがなされたが、折悪しくナチス・ドイツが進行してきて、「最強の犬」を接収しようとした。しかし見慣れない連中が近付いてきたことで「最強の犬」たちはすっかり震え上がって檻の隅でちぢこまっていたそうな。
  • 自宅にその昔、ワシントン条約以前に入手した猛獣の毛皮があって、という話。(約二名のご実家にそういうものがあったとのこと。流行ったりしたのか?;)それなりに臭いがするものだったりした。ものによっては鞣しが悪くて黴はえてきちゃったり。あるいは、鞣し加工の店に出したら、派手派手しい赤の裏地を付けてきたり(センスもなにもあったもんじゃないが、指定できないシステムだったらしい)。あるとき虎(だったか?;)の毛皮の上に猫を降ろしてみたら3メートルほども飛び上がった。臭いかなにかが、相当厭だったり怖かったりするらしい。
  • 某氏の長期中国出張が決まったという話題から、実は某氏の好みのタイプはローティーンかららしい、ということで、それでは出張先で現地の擦れてない美少女と恋に落ちるとか、ついでに請われて入り婿、なんてえ美味しい話がないとも限らない――という勝手な人生設計。なんか聊斎志異あたりにありそうな話だなあ、というのが私の感想ですが。
  • ↑の話の流れから。中国の田舎のどこだかからタイあたりに向けて行われている少女人身売買/売春システムの話。まだ7、8歳くらいの手垢も病気もついてない子供を連れてきて、女性ホルモン等を大量に投与し、数年で女として使い物になるようにする。要するに非道な促成栽培なのだが、当然の事ながら身体の成長のバランスは狂いまくりなので、長くは生きられない、という。――都市伝説だと思いたい話だが、世の中には噂より非道な現実が存在することもあるから、なんとも言われん。アムネスティとか動いてるんだろうか。
  • 「エリザベス:ゴールデンエイジ」の話。えー、今一感たっぷりだったよ、ウォルシンガムやローリーが、というご意見。(私は結構楽しんだのだが、映画中の男どもや陰謀の血なまぐささの今一感についてはまあ同意)