訃報

「2001年宇宙の旅」作者、スリランカで死去(ロイター)

コロンボ 19日 ロイター] 小説「2001年宇宙の旅」で知られる英国人サイエンスフィクション(SF)作家アーサー・C・クラークさんが、スリランカで死去した。90歳だった。クラークさんの秘書が19日明らかにした。
(中略)
 クラークさんは昨年12月、90歳の誕生日に友人向けの別れのメッセージを録音。その中で、生きているうちに地球外生命体が存在する証拠を見たかったと述べていた。

 いずれこの日が来ることは、誰にも分かっていたのだが。お年もお年であったし。
 寂しいことでもありますが、まあこれだけ成功して人生を愉しんだSF者はそういないのではなかろうか。あやかりたいものであります。
 クラーク氏の魂が安らかでありますように。いやきっと、私が祈るまでもなく安らかだろうという気がするけど。もし「そちら」の世界なるものがあるのなら、皆様によろしくお伝えいただきたいです。(ハインラインとかアシモフとか、国境が関係ないものなら星御大とか、最近だとヴォネガットとか)こちらは明るい見通しはあんまりないけども、そこそこ愉しくやっております、と。
 で、もしできたら「こっちはこんなんだよ」という情報発信を試みてほしいものです。ノイズばっかり多くて、今までちゃんと成功した例がないみたいなんだが、様々なヴィジョンの先駆者であるクラークならできるかもしれん、という気がするのだった。

決定版 2001年宇宙の旅 (ハヤカワ文庫SF)

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楽園の泉 (ハヤカワ文庫SF)

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幼年期の終り (ハヤカワ文庫 SF (341))

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