Bunkamuraギャラリーにて金子國義展―魅惑の起源―を見る

 見るというか。やってるはずだ、と思って行ってみたら、丁度オープニングパーティーの最中だったのだった。そういうとこは一般客は入れんものか、と思って受付で聞いてみたら、記名すれば入れる、というので入れて貰って、何食わぬ顔で客に混じって眺めてきたのだった。
 Bunkamuraギャラリーはそんなに大きい会場ではないと思うが(区切られてるせいでそう感じるだけかな? 床面積は結構あるだろうか?)リトグラフなどが手頃な価格で(とはいっても良いお値段で)たくさん並んでいた。奥の部屋には壁一面に連作の大作が置かれていたりした。柄をデザインされたお着物や反物もあった。されこうべの柄の手ぬぐいなぞ売られていてちょっと心惹かれたが、思い止まる。

 金子先生は鮮やかな青のセーターなぞお召しで、脱力系なんだかアヴァンギャルドなんだかわからんいでたちであった。しかし後で調べてみたら、もう御年70を過ぎておられるんですなあ。それにしては若々しくお元気だが。アーティストってそういうものか。