「ヱヴァンゲリヲン新劇場版:序 EVANGELION:1.0 YOU ARE (NOT) ALONE.」を見る

 今頃? と言われるかもしれないが、仕事の波がようやく過ぎたもので、劇場で見ておこうと思ったんである。(いいけどこのタイトル手打ちで入力できないっすよ;「ヱ」ってどうやって出すの?;しょうがないからコピペしましたけども)
 まあ結果として、知ってる流れで、知ってる台詞で、知ってる画面であっても、かなり良かったですよ。使徒の造形や動きは随分いじってますね。TVの本編作ってた頃には難しかったことも、今回の映画ではできるんだろな、と。(変形ラミちゃんステキー。立体万華鏡のようでしたわ)
 しかしCGでいじり回せる嬉しさが余ってか、ちょっと余計ではないかい、と思うような動きもあるような。あと、「ヤシマ作戦」後の台詞のやりとりは、こんな間合いのない詰まった感じだっけ、とも。もうちょっとなんというか、ぎこちない情感がある場面だったような気がするのだけど。
 一方劇場で見ておいてよかった点としては、まず音響、でしょうかね。私が見た映画館はそう音響などに凝ったところではないと思うのだが、司令部に次々入ってくる報告の声が八方から聞こえてきたりとか、声とは別の方から効果音などが降ってきたり、というのは嬉しいもんでございます。
 ところで、今回オリジナルに追加した場面は意外に少なかったようだけど、あれも実はTV版にベースがあったりしましたかのう。私が気が付いた限りでは、「ヤマアラシのジレンマ」に関する会話と、家出中の描写、トウジ・ケンスケとの後日のやりとり、くらいかと思うのだが。