紀伊國屋サザンシアターにて春風亭昇太独演会「オレスタイル」を見る

 チケットがとれたということで。
 演目は以下。(ええと、色々間違ってるかも知れないけど、多分こんなん。とりあえず演目は大丈夫みたいだけど)

  • 携帯電話の電源切りましょうビデオ上映:電源キルンジャー対イレルンジャー
  • 立川笑志「だくだく」
  • 春風亭昇太「ろくろっ首」

(生着替え)

(休憩)

 今回のテーマは夏の噺(化け物ネタ)だそうで。ふだんあんまり季節ネタはやらないんだそうですが。
 また「伊予吉幽霊」あたり来るかな、と思ったら、何故かここ何年かやってないものでまとめたそうな。
 しかしちび師匠を見ていると、ああ、落語ってスポーツなんじゃないかなー、と思うことしきり。や、この方が特別動くからかもしれませんが。
 以下、思い出すポイントなど。

  • 噺の枕に先日の参院選開票速報番組のことを取り上げていた。師匠は学生の頃選挙事務所でアルバイトを(いい加減に)したことがあって、お陰で選挙となると楽しみにしているらしいが、投票するとより一層楽しめる、という。しかしお陰で稽古になりゃしない。しかもテレビをつけると田原総一郎が好き勝手に自分の都合の良いように人の意見を切っていて腹が立つ。いつか誰か引導を渡してくれないか、とか言いながら、稽古をしてると見てしまう。――要するになんだかんだ言ってファンなのか? 何そのツンデレ
  • 入り口で貰った舞台のチラシで、白開襟シャツに帽子(当初学生帽と見えたが、演目の説明を見ると郵便配達の帽子らしい)姿の師匠と、やや離れて地味目だが清楚ななりの矢口真里が映っているものがあった。(ちなみにこれね。)どうしてこういう恰好が異様に似合うのだ(御年47になられるはずだが、高校生のようだ)、とか、ああ相方が矢口だとちびが目立たないなあ、とか勝手なことを思ったことだ。
  • 別のとこの枕では、気の小さい甥っ子のジュンイチ君が「笑点野郎」と綽名をつけられた、と聞いて「高校入ったら何でも好きな物買ってやる!」と言い、剣道の竹刀・防具一式購入用ほか20万ほど送った、という話が出た。しかし考えてみると、こうやってジュンイチ君のことを枕に使っているわけだから、師匠はジュンイチ君を哀れと思いながらもネタにして入学祝いの元を取っているんではなかろうか。
  • 「ろくろっ首」の「およめさんがほしーんだよーーー!」と言いながらじたじたする下りは、自虐ネタも相まって余計に笑いを誘っていたが、その後の枕で結構好き勝手やってきてるからいつ死んでも満足だ、みたいなことを言ってるのを聞くと、別に嫁が欲しい分けでもないんじゃないかとか思ったり。――しかしいきなりもうすぐ死ぬとかなったら、モモンガとかどうするのかしら。