横濱カレーミュージアムとカラオケに行くオフ会

 3月末で閉館するというカレーミュージアムに、某コミュニティのオフで出掛けてきたのだった。コミュニティの参加メンバー全員が、と言うわけはないのだが、参加メンバーはコアでおばかな面子を揃っていた。(当然私もだが。)
 で、横濱カレーミュージアムというところは。ビルの7階8階の2フロア分にカレー店舗と通路がひしめきあうテーマパークで、入店を待つ人がたまってくると、狭い通路にぐるぐるととぐろを巻くような形で行列ができるのであった。それなりに流れているとはいえ、あんまり気持ちの良い物ではない――ので、とりあえず早く入れそうなところに入ってみる。
 だからというわけではないが、私が園内で最初に口にしたのは入り口脇の横浜スイーツカフェの「カレーパンにしか見えないシュークリーム」であった。いや、普通にカスタードシューなんすけどね。表面がクッキー粉コーティングで、これはこれで美味しかったですが、あっというまに食べてしまうとカレーパン感を味わう間もなし。
 次にちょっと並んで日光金谷ホテルの「百年カレー」(百年煮込んでないだろうか、とどきどきわくわくしたがそんなことはないようだ;)と神田神保町「トプカ」の欧風カレーをお試しサイズで食す。色々食べたいから〜ということでお試しサイズにしたのだが、これがほんとにお試しサイズだった。いや一口だけってこともないんだけども。
 負けてはならじと今度は屋台形式のフードコートに出て、讃岐五右衛門のカレーうどんを食す。うむ。旨い、んだけど、この讃岐うどんのつるつるしこしこ感からは、どうも出汁味を期待してしまっていけない。麺だけ片付けてしまってからスープを啜ったら確かに旨かったけど、あれならご飯が別に欲しくなっちゃうなーとも。
 その後売店レトルトカレーやら何故かイベントとして置かれていた「おかしなチョコレート」のラインナップを物色する。同行の「女王様」(小柄、眼鏡っこ、芸達者)は「男乃カレー チキン味」をお探しであったが、ディスプレイはあるものの商品はないことが判明。「やはり世の中にはチキンな男が多いのね、それで品切れなんだわ」とのことだった。普通のカレーやイロモノのチョコレートやらを購入して会計したところ、購入金額に応じて福引きができるというので回す。幸か不幸か1等が当たったが、1等商品のTシャツは既に子供サイズしかない、というので、残っていた他の賞品のフォークにしてもらう。――冷静に考えれば、何故カレーでフォーク?;
 カレミュを出てから一同はぞろぞろとカラオケに移動するが、その途中で酔狂にも「不二家一号店」の前に立ち寄る。店舗は開いていたが、それは奥の不二家レストランは通常営業中だからであって、手前の菓子店の棚と冷蔵ケースは空であった。フロアの真ん中にぽつんとペコちゃんが立っているのも物寂しい。
 そして店の裏手からカラオケ店に回ろうと移動した一同が見つけた物は、不二家ネクターを販売している自販機であった。ネクターに群がる大人達。あああっ、君らばかだなあっ。
#しかしその後製造ルートが違うから大丈夫とされていたネクターも、販売停止になったのだった。慧眼というべきなんであろうか。
 さて、カラオケでどんなおばかな展開があったかはここではあんまり書けない。いや、大人の男女のカラオケにしては清く正しく間抜けでありましたよ。せいぜいチャイナドレス撮影会があったくらいで。
 いやなかなかアニソンとか特撮とか山本正之とか歌えませんもんねえ。しかし私は実は戸川純「隣の印度人」を歌いそびれたのが心残りであった。カレーオフには似つかわしいと思ったのだが。
 まあまた近々、おばかな集まりがあることであろう。ああいう馬鹿騒ぎってな、癖になるからね。