「豆富小僧」を見る

 どんどん上映枠や上映館が減ってる様子なので、雨の中あわてて割引日のTOHOシネマズへ。割引日が週末にかかってくれて助かったわー。

 うむ。小僧や妖怪たち/狸たちは魅力的なのだが、ヒトやヒトに近い造形の妖怪ほどなんか変。3DCG作品とはいえ、今時あのテクスチャはもうちょっとなんとかするよなあ、とか。いまだにプラスチック人形のようなのっぺりした表面の感じのまま、妙にぬるっとした、大仰な身振りで動いてる。
 脚本にも色々言いたいところはあるのだけど(妖怪が消えて狸の世の中になってる、ヒトは欲に取り憑かれて妖怪を見ない、という設定にしては後の展開がなんだか、とか)最終的に泣かされてしまったからまあよし。
 それはどうよ、という向きもありましょうが、あの展開はちょっと来ましたからなあ。妖怪とか言いつつどこまで純真無垢なのや、とーふちゃん。
 最後に、とーふちゃんのこの台詞を。「おから頭はもう忘れました」