森薫新刊
入手した。読んだ。
- 作者: 森薫
- 出版社/メーカー: エンターブレイン
- 発売日: 2009/10/15
- メディア: コミック
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相変わらず、というか一層気合いが入って美しいですな。コーカサスの騎馬民族である登場人物達はお洋服にも装飾ばりばりだし、途中で出てくる大工の爺様の仕事場では柱やら扉やらにも彫刻模様がばりばりですよ。風景なんかもこれでもかと(しかしバランスをとりつつ)描き込んであるし。趣味の情熱が横溢しておられますな。
主人公アミルさんの可愛らしさももう。容貌は怜悧な美人で、狩りも料理も家畜のあしらいもお裁縫もうまい、相当に「できる」女性らしいのに、行動は天然と言うか。これこそ「素直クール」というやつではなかろか、と思いながら読んだ次第。
しかし花婿が12歳って、この時代のこの土地では普通のことならしいですが、どうも子供を作ってそうにはない感じなんだけどなあ;
考えてみると、こういう土地で性教育ってどうしてたんだろ。許婚者・妻以外との不純異性交遊は相当難しそうだし、周りの男衆が色々と知恵をつけてやるんでしょうかね?;
で、ありながらも夫婦仲は大変良いようですし、年の差カップルとそれを見守るご家族の、今後の展開に期待。