めぐろパーシモンホール大ホールにて「三遊亭小遊三・春風亭昇太二人会」を見る
めぐろパーシモンホールというのは初めて行ったのだけども、都立大学駅から柿の木坂方面に登って行ったとこなのだった。あんなとこにあんな広い公園やらホールやらがあったとは知りませんで。割と最近に出来たのかな、ずいぶん綺麗なとこです。
今回の演目は以下の通り。
(お仲入り)
- 鏡味正二郎 太神楽
- 三遊亭小遊三「替り目」
これは前に西新井で見た同じ二人の会]と似た構成でありました。小遊三師匠の演目も同じ「替り目」だったし。
しかし夏場だから怪談繋がりで、ということでか、昇太師匠のやった「不動坊」だけども、同じ演目は四月に花緑ごのみで見ていたのだった。しかし噺家さんが違うと演出も違う。花緑師匠では長屋の独り者三人組が悪巧みをはじめるところから話が始まるが、昇太師匠のは、まず八っつぁんのとこに大家から縁談が持ち込まれるとこから始まる。だから観客も、この縁談が借金返済のためであることは承知の上である。で、ありながら、綺麗なお嫁さんが来る、てんで舞い上がっちゃってる八っつぁんの舞い上がり具合がよろしい。
昇太師匠個人は「別に嫁はいなくても」と言うておられるが、しかし落語では「嫁が欲しくてしょうがない」とか「嫁が来てくれて嬉しい」とかいう役所がすごくいいんである。何故だ。いや、芸ってこういうもんか。
会場ではこんなのを売っていた。
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ちょっと心惹かれたが、Amazonあたりで買えるよな、と思って思いとどまる。んでもこの節制具合は無粋かもしれん;