東京オリンピック招致関連アンケート

 夜、テレビのニュース番組をつけっぱなしにしていたら、石原都知事を呼んで東京オリンピック招致の話をしていた。
 で、ここで示されたのが、テレビ局で行ったというアンケート結果。
「90%以上が賛成という結果でした」
 というんだけども――
 ホントか?;

 いや、まるきり嘘だとは言わない。あれだけ宣伝活動して、何も成果が出てなかったらむしろおかしい。
 だけど、身近で聞いてみても、あんまり双手を挙げて賛成、てひとを見たことがない。
 やはりこれは、アンケート手法、あるいは統計処理上のトリックでは?;

 と、思っていたら、こんな結果も。
「東京五輪反対48%」民放連調査 (ゲンダイネット)(infoseekニュースページ)

 東京都が目指す2016年の夏季五輪招致について、民放連(広瀬道貞会長)が関東地方のラジオリスナーを中心に行ったアンケートで、招致反対が48.2%と賛成の46.8%を上回ったことが分かった。

 ううん。
 過半数割れて負けている、と、9割支持、ではあんまりにも差がありすぎる感じなのだが。多分、上記ニュースの最後の部分の、

東京オリンピックパラリンピック招致委員会の電話調査では、「東京でオリンピックを開催することに賛成」は、80.9%だった。

 というあたりと類似の結果が、テレビの独自調査で出てたと思うのだけども。
 ……
 まあそれぞれの結果は結果としてだね。なんでこんなに差が出るのか知りたいですよ。東京都の住民と都外の人々、とか、特にオリンピックに思い入れのある人とそうでない人、とか、相当に違いがありそうですよね。

 私はというと、基本的に賛成しませんよ。これは以前から書いている通り。
 長野を見ても、やったはいいけど後に借金が残るであろうことは予想に難くないところだし、元々イベントの多い夏の東京にそんな巨大イベントを呼ぶ余裕があるとは思えない。よほどそんな負債や混乱を生まないですむ、という画期的な対策があるならともかく。
 んで、ほんとにオリンピックが開催されることになったら、期間中はできるだけ都内を避けて過ごすんだろな。あんまり考えたくないですよ、ただでさえ殺人的に混み合った都内の交通機関に、勝手の分からない地方や外国からの利用者が大量に流れ込むなんざ。