「バーン・アフター・リーディング」を見る

 ええと。
 かつてこれほどに、ブラッド・ピットの猿顔を生かし切った映画があっただろうか。(いや、ない。反語。)
 ああ、おばかだ。みんながみんな生真面目に目的達成の努力をして、しかしながらそれぞれ色々ずれている。
 ところで、節々で突然流れる、どんたかどんたかいうやたらとドラマチックなBGMは何の意味があったのだろうか。どう見てもコメディなのに、音楽だけは社会派サスペンスのような。――て、その辺を狙ったパロディか、そうか。
 エンドロールで流れる「CIAマン」に、ようやく、あ、やっぱり笑って良かったんだよね、とお許しを頂けたような心地になった。いや、笑ってましたけどね。「払うんかい!!」とか。

 詳細はまたいずれ。