東京科学博物館にて「菌類のふしぎ−きのことカビと仲間たち」を見る

 ふふふ、例の懸案のもやしもん企画ですよ。そっちこっちで聞いた情報通り会場内は人が多かったですが、まんべんなく人がいるわけではないのでフットワーク軽く動き回れば並んで待って退屈するほどのこともなく楽しめましたよ。
 でこの展示のポイントは、良くも悪くも石川雅之氏の「らくがき」。展示台やら仕切やらは基本的にどれも段ボールパネルを組み合わせてできているのだけど、そっちこっちにもやしもんの菌達などを描いたらくがきがあるので、スタンプラリーよろしくこれを撮影してまわるというのがファンのお楽しみになっているのだった。(ちなみにここは珍しく会場内撮影可。)
 しかし真面目な展示のみを期待して来た方には「よくわからんおたくばっかり多くて」(悪かったね;)という評判にもなっているらしく。これから行く皆様、節度を持って撮影しましょう。並んでる人や展示を眺めてる方を無理に押しのけたりしないように。「ちょっとごめんなさい」くらい一声かけるだけで状況も変わるし。
 でもまあ、もやしもんの菌達のご案内のおかげでかなり印象は柔らかくわかりやすくなったんじゃないでしょうかね。特に子供受けは良かったようですな。(でも展示パネルに貼付られてるフィギュアむしったり壊したりすんじゃねって;)
 ところで午後に入場して、閉館時間いっぱいまでいたら、最後に売店に行ってみると沢山置かれているガチャガチャはいずれも空で「売り切れ」の札が貼られていたのだった。あああ。こんなんきっと毎日午前中あたりで売り切れてるんだろな;
 ともあれガイドブックとミニノートとピンズくらい購入して出たことであった。たのしうございました。
 しかし科博もそろそろ、常設展を回りに行きたいものですな。
もやしもんの菌たちによるガイドブックのみを購入したけども、ほんとの図録はこっちなのかもしれん。

菌類のふしぎ―形とはたらきの驚異の多様性 (国立科学博物館叢書)

菌類のふしぎ―形とはたらきの驚異の多様性 (国立科学博物館叢書)

 この展示に対してこの価格はちょっと悩ましいかなあ。専門書と思えばこれもありだろうけども、そこまで専門的な展示だったかな、と思うと。