朝っぱらからどんより曇って

 暗くて寒い。
 そして電車は遅れている。
 まあ、遅れている理由が「線路へ転落したお客の救助のため」であって、「人身事故」でないだけましなのか。
 しかし振替輸送なんかあると、満員電車に不慣れな乗客が多くてやだな。何がやだって、少しでも空いてる方に詰める(自発的に詰め込む)ということや、リュックやバッグを背負ったままだったり胸や腹の高さに下げてたりすると一層周りの人々にひっかかって混み合って大変だ、ということに気が付かないので困る。さらにか、いつもと同程度の混み具合でも、ひどく動揺して打ちひしがれた様子になったりしてるのが傍目にも気の毒なのだ。んー、まあ好き好んで乗りたいものではないけどねー;
 ホームのアナウンスか何かで、「電車最後尾付近は特に混み合います、年輩の方やお子さま連れ、お体の弱い方は、安全のために特に中央寄り前方寄りに乗られることをお薦めします」とかいうアナウンスくらいは入れといたほうが良いんじゃなかろか。実際毎日乗ってる側からすると、体力とか脚力とかに自信のない人にはお勧めできない。お年寄りに席を譲ろうにもこちらも座ってないし(基本的に座らないが)、空いてる席まで移動してもらうのも恐ろしいような詰まり具合だし。
 それに、いくらラッシュが酷くても、死者が出たことはないようだしな、と思ってたんだが(実際死人までは出てないようだが)、昨日マイミク某氏が、ラッシュ電車でドアに指を引っかけられて、皮をすっぱり引きちぎられるという怪我をした、と書いていたのだった。命までは取られないとしても、たまの流血沙汰くらいは覚悟しなきゃならんらしいですよ。
 つくづく都会の通勤ってスペクタクルだわ。無頼な根性に磨きが掛かること請け合いだね。