池袋にて中華を喰らう、再び

 以前出掛けていって酒池肉林を尽くした中華屋にて、再び宴会があったのだった。今回は総勢十数名ほどの拡大宴会で、早い時間帯なら予約を受け付ける、というので、幹事氏が手配してくれたのだった。そういう理由もあって、宴はまだ陽のあるうちから始まった。雨だったから分かりにくかったけども。
 しかし私はこの日、日中に腹を壊していたのだった。折角の中華宴会なのに、あそこの料理はどれも旨いのにっ――と我が身のことながら苦々しく思うも、幸い痛みはないので、しょーがないお粥とか消化の良さそうなものでお付き合いするか、と出掛けて行った。
 宴会開始当初は、温かいウーロン茶などすすりながら、花巻(饅頭の皮だけの奴)と冷菜、水餃子などつついていたが、そうこうするうちにちゃんと食欲が湧いてきたもので、最終的にはやっぱり紹興酒も炒め物も肉もいただいたのだった。――なんだ、大丈夫じゃん。食欲の勝利かしら。*1
 一通りさんざん飲み食いし、デザートのタピオカやマンゴープリン、杏仁豆腐まで平らげた後で、更に終電の時間まで近くの喫茶店に入り、お茶を飲みながら馬鹿話に興じる。名前教えて下さいよ、と言われて貴様に名乗る名はないわ、と応えたりとか、ネット上で漏らされて困ることは教えちゃ駄目だよね、もうお前には何にも教えてやらん、とか、話題の「平城遷都1300年祭」の微妙なマスコットキャラクター「せんとくん」を可愛いと仰有る方に、いやあ、あの微笑みはやっぱり微妙でしょう、吹き出しつけて台詞を言わせるなら「お客さん、こういうとこ、初めて?」あたりだよ、とか、「魔法にかけられて」がいかにおばかで楽しいか、とか、「モンゴル」の清々しいほどのむちゃくちゃな端折り具合と魅力について、とか、「ベオウルフ」のポイントはシットコムのように毎回都合良く股間の前に現れる遮蔽物だ、とか、猫話とかぬいぐるみ話とか猫話とか。
 23時あたりまで馬鹿話を続けてから喫茶店を出て(コーヒー1杯で散々粘る嫌な一団;)駅で散会。次回はタイ料理屋だ! とかいう話も出ているらしいが、まあ追々ね。

*1:というより、実は腹痛自体が朝食のヨーグルトのせいで一時的に過敏になっただけだったらしい