横浜美術館にて「シュルレアリスムと美術−イメージとリアリティーをめぐって」を見る

 無料チケットがあるというので出掛けてみたら、丁度開館何周年記念だかのイベントの日で、入場無料だったのだった。
 嬉しいけど、無料チケットどうしようね。
 ていうか、展示自体は、ダリやマグリットあたりが充実していて、あたくし的には大変良かったですが、何も知らずに通りかかって入った人にはどうよと思わないでもなし。ベルメールの人形写真とか、いきなり見せてよいものか。
 この展示に入る前に、丁度、付属の図書館(美術情報センターというものだ)の案内ツアーがあるというので参加してみたのだった。隣の建物の2階が美術資料を集めて公開するスペースになっていて、美術全集や評論書籍などのみならず、日本各地の展覧会等の図録も収蔵・公開しているそうな。ただし、貸し出しはしていない。館内閲覧のみ、とか。さすがにあらゆる展覧会を網羅とはいかないようだけど、あるものでは数冊おさめられている場合もあるし、ものによってはレゾネもあるそうな。これはちょっと憶えておくべきかと思う。
 ここで、ネット上からも使える美術館・博物館の蔵書検索システムについて少し説明があった。システムの目的はとても有意義だと思うけど、美術館・博物館7館分だけの蔵書検索はちょっと心許ないような。いずれ大学蔵書検索WebCATなんかとも繋いだりしないか、と期待する。――というか、そもそも最初からWebCATの一部として構築したら良かったんではなかろうか?;
 ともあれ、折角だから少しばかり検索を試してみたが、私が検索してみた、一時期かなり購入を検討したことのある怪しいイラスト集はヒットせず。――実はこれは後になって、著者の名前を間違えていたせいだったことが判明。ちなみにこれ↓。

蛇蝎―亡月王作品集

蛇蝎―亡月王作品集

 その後美術館のロビーに戻り、壁や床にテープで唐草模様を描くインスタレーションをやっているのを観察し(その場でさらに唐草模様を伸ばしていくパフォーマーはともかく、テープを繰り出しつつふらふら踊っていたねーさんは何だったのだろう)てから、シュール展と常設展を鑑賞。更にミュージアムショップにはまりこみ、エッシャーだまし絵コレクション(ここにはまだ置いてあるのだ!)と人体解剖図鑑のガチャガチャをやって、シュール展の図録と絵はがきを数枚(アルチンボルトなど)買って出る。ガチャガチャはでんぐりでんぐり君と目の解剖模型でした。でんぐりくんはいくつあってもいいね。
 その後は買い物のためにワールドポーターズから、石川町方面へ出て中華街へ移動。