トップランナーに森見登美彦氏が出演

 上記のような事情で急ぎ帰宅したものの、帰り着いたときには既に15分過ぎていた。げしょ。
 番組で語られた内容や印象に残ったことはこんな感じ。(一見しただけの記憶で書いているので間違っている可能性大。誤記・誤解等にお気づきの方はコメント等でお知らせ下さい)

  • これまでの作品は氏が暮らしている京都を舞台にしているが、日常からちょっと入ったところ、日常生活に隣り合ったところに不思議なものがある、というものが描きたいとのこと。それと、京都という街を舞台にすることで、東京などのよりも、もしかしたらそういう不思議なものがいるかもしれない、と読者が思ってくれるという効果もある。
  • でもわざわざ題材を捜しに街中にでかけるということもなくて、突然降ってくる、と言う感じ。
  • 一つの物語に、突飛な物事をたくさん詰め込んで、書き手自身も「どうなっちゃうんだ」と思いながら何とか結末に着陸させる、という方が良い物が書ける。書き始める段階ではきっちり物語が固まっているわけではないが、大体の着陸地点を頭に置いていると言う感じ。しかし詰め込んでいくと、たとえば「夜は短し歩けよ乙女」の学園祭のところなどは、いろんな妙なサークルをたくさん出そうと考えて書いていった結果、締め切り間際に収拾に苦しんだ、ということも。
  • 子供の頃は、天真爛漫な子だった。
  • 初めてお話を書いたのは小学生の頃、「マドレーヌの冒険」というお菓子のマドレーヌが旅をするという話。きちんと原稿用紙に書いてファイルに綴じた物を持参されていて、冒頭部分をちょっとだけ朗読される。(羞恥プレイ!?)「ひとりのマドレーヌ人が旅立った」「マドレーヌ人などというものは見たこともないのだが」といった感じ――このへんで勘弁して貰って、別の話題に。
  • 森見氏は頬がこけているなあと思った。(私感)それにしては狷介な印象はないのだが。
  • 答えながら目を擦るのはやめたほうがいいぞと思った。(私感)