ワールドコン4日目・14:00〜16:00

 分かれて企画を見ていた友人達と合流し、お腹のつなぎにコンスィートへ行ってみる。人は増えてるきている感じ。前日までの宴会に出ていたスナック類の残りなども来ているらしい。欧米の見慣れない菓子類*1も多かった。空いた椅子に収まって菓子をつまんでいると、仙台土産のカップのずんだもちが配られたのでごちそうになる。――半分以上凍ってたんだけど; スプーン立たなかったりしたんだけど; まあ美味しかったから良し。
 15時からの「空想音楽大作戦2007 / 串田アキラ sings 渡辺宙明! ライブ&トークショー」に行く友人達と分かれ、そういやサイン会があったはずだわ、と気が付き、取り急ぎ三楷ホワイエへ移動。梶尾真治氏のサイン会には遅れてしまったのだが、丁度始まるところであった浅暮三文氏にサインをいただく。また妙なものを書いていただきたいものであります。さて次はどこの企画へ、と移動し始めたとき、ホワイエの反対側の隅のソファの人だかりに気が付いた。梶尾真治先生とファンを待つ皆様であった。あうあう、ここで大勢でお願いしてはご迷惑では、と逡巡するもそんなのは一瞬で、どさくさにまぎれて並ぶ。6、7人は並んでいたのに快くサインしてくださった梶尾先生は大変良い方だ。宛名「かずめ」で、とお願いしたら、なんか見覚えがある、と仰有った。おそらく梶尾真治ファンサイトから異形コレクション読書会サイトへ張っていただいたリンクなどではなかろうかと思うのだけど、直接お会いしたのは初めてだったのである。
 さて次はどうしよう、とプログラムを見ながら歩いていると、「テッド・チャンインタビューは303号室に移動になりました〜!」と、いう声が耳に入る。そーかテッド・チャンのインタビューがあったか、「あなたの人生の物語」は良かったしな……と、いうところでにわかに物見高い気持ちが沸き起こり、303号室へ行ってみる。人が増えたので急遽大きな部屋へ移動したらしいのだが、大変なにぎわいであった。大人気じゃん。
 それでもなんとか後ろの方に席を占められたので、ありがたく拝聴する。テッド・チャンは中国系米国人なので、無言で混じってると日本人参加者(特に若手のボランティアスタッフあたり)と見分けがつかない風貌なんである。余り時間がないが折角本人に話して貰える機会だ
から、というので翻訳はサマリで、ということだったが、わりとゆっくり言葉を選びながら話してくれている感じであった。英語の分かる方から時々どよめきが起こるのだった。
 しかし米国国内ではさほど人気ないのか、テッド・チャン。じゃあ日本での取り上げられ方の方が特殊なんだろうか。まあ短編集1冊でこれだけ評価される、ということ自体も希有なことであろうけれども、日本では手練れたSFの読み手達に軒並み高評価、という感じなんだけどな。この差はどこから?;

*1:北欧産のものなどは凶悪に甘かったりするのだが、疲れた体には有り難かった。