江戸東京博物館にて「ロシア皇帝の至宝展〜世界遺産クレムリンの奇跡〜」を見る

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 結局行けたのは最終日の夕方だったので、大変混んでいたのだった。(バカ;)
 クレムリン・エッグが目当てで行ったのだが、他の物も結構凄かったですよ。イコンとか、聖遺物容れ、礼拝用祭具、聖職者のお装束などなどは、いずれも豪華絢爛なのですよ。(きっと寒いんだろな;)まばゆいまばゆい。
 ロシアの歴史を追う形で展示されてるので、時代毎の服飾・装飾文化の推移という見方もできますな。中世あたりのは金や宝石は細かく使ってても、どうしても細工がいくらか無骨だったりするだが、時代を追うとどんどん精緻になってくあたりとか。
 ときに、色々なところの感想を見ると、「クレムリン・エッグが案外小さかった」というのが出ているのだけど。私も確かにそう思った。でもあれは、実のところは、他の物が大きくて豪華すぎるんです。あれはサイズではなくて、エレガントで繊細な細工を堪能するべきでありましょう。ファベルジェ恐るべし。
#や、普通のサイズのこまこました宝飾品を見た後だったら十分大きく見えると思うけど;
 最後の方にあったウスペンスキー大聖堂のCG映像を、最終回上映で堪能して、閉館の案内に押されるようにして会場を出る。売店も色々楽しそうではあったんだけど、あれだけ豪華なものを見ちゃうと、たいていのものはちゃちに見えちゃうのがね……(あたりまえだが;)
 とりあえず図版のみを購入して帰ったことであった。