アポカリプトを見る

 趣味の集いで映画を見る企画なのだった。今回はメル・ギブソンマヤ文明映画「アポカリプト」。
 ええと、本当のマヤ文明はこういうんじゃなかったんだろうな、とは思うけれども、結構凄い。ツッコミ所は満載だが、映像としては凄い。ジャングルの原始的狩猟生活にしては色々とお気楽なアメリカ人のバカンスの匂いがするが、血腥く頽廃的な都市の描写とかはすごい。(でも本当のマヤ文明はああいうんではなかったろうと思われる)
 まあなんだ。とりあえず映像と、どうやって生き延びるか、緊迫感やおっかけっこの展開を楽しむのがいいと思うよ。主人公が反撃に転じはじめてからの方がより愉しいかな。
 だから、冒頭の下ネタを交えたコミカルなやりとりに意味はあるのかとか、村の女達が半端に胸を隠してるのは何故だとか、あれだけの規模の村なら農耕もやってるのが自然じゃないのかとか、2日だか3日だか繋がれたままひったてられていく間に全然髭が伸びてないのは何故だとか、腹を貫通する矢傷を受けながら主人公が死なないで走れるのは何故だとか(肝臓あたり貫通してないか?;)水の溜まった井戸の中であんなことになったら絶対一面血まみれだろうにとかいうことは、気にしてはいけないのだろう。
 まあ、無責任に楽しむには良い映画でありましたよ。でもほんとのマヤ文明はああいうんじゃなかったんだろうな。
#あ、ジャガーは気の毒でしたね。どうでもいい扱いだったようだが、仔ジャガーはどうなったのだろうm(T△T)m カエルは棘差した後でも元気に逃げてったりしたくせに……