明治大学にて佐藤亜紀氏の特別講義

 に、出遅れる。
 いやさ。移動時間を読み損ねて到着が遅れたのがまず拙かったんだが、更に駿河台校舎の中で「リバティタワー」を別棟の「アカデミーコモン*1」と間違えてうろうろしたり。
 到着してみると、会場の教室は入り口が一番前にあって、室内は満員であるようだったので、諦めていったん降りたのだった。――実は途中からでも、結構入れたらしいことが後に判明したが。
(参考として、聴講された方のノートがここここに。)

 講義終了後に、会場に来ていた顔見知りの人々と(ええまあさも聴講してたようなふりをして――って、ちゃんと聞き損ねたことは言いましたよっ!)お茶をご一緒しつつお話しする。
 極めて合法的に入手して見ているサウスパークのネタがとか、パイレーツ・オブ・カリビアンの新作がもうじきだとか、ハガレン映画版でフリッツ・ラングが「ニーベルンゲン」を撮ってて驚いた、とか。早稲田のキャンパスがどうとか、そっちこっちにシネコンができてくれるのは嬉しいが六本木ヒルズのワーナーでは一時期「ナルニア」を4面やっててなんとかならないかと思った(子供の頃にナルニアを読んでた世代にはまあ、悪くはないけど、それほどのビッグヒットではないだろ)とか、ブックレビューでも貶しつつ「こんなに貶されるのはどんな本だ」と思わせるのがレビュアーの腕では、とか、笙野頼子作品は読んだ者の精神に与える妙な作用があって例えば部屋を片付けたくなるとか、とか、新刊の作品は連載掲載前に書き上がっていたけれども、ご亭主はそれを知らなくて密かに気を揉んでいたらしい、等々といったお話。
 新刊Amazonからまだ届いていなかったので、旧著を持っていったのだった。講義の内容も、この延長線上にあるものだったらしい。

小説のストラテジー

小説のストラテジー

 ちなみに8月発売だという佐藤哲也氏の「ぬかるんでから」文庫版の解説は、某I氏らしいですぞ。

*1:ここの地下にギロチンと鉄の処女を常設展示してるそうな。今度行こっと。