2007年府中の旅

 え。使ってみたかったのよっ;
 府中なんて行ったのは、多分初めてではないかと。要はこれ↓を見に行ったんですが。
府中市美術館動物絵画の100年
 応挙の仔犬目当てで行ってみる事にしたんだけども、他もなかなかでしたよ。弟子の蘆雪なんかも何点もあったし、やはりというか、国芳の猫絵も6、7点並んでましたし。これは収穫。
 見て回るに、こういう動物絵の一部は、江戸時代の当時としては「萌え絵」だったのかのう、などと……いや、応挙の狗子図なんか絶対そうだって〜。蘆雪も似たようなの描き続けちゃうあたりからしても、人気のキャラクターだったに違いない、と。今回展示されてたのは東博収蔵の狗子図に比べると、むちむちころころというよりも毛が立って犬らしい荒さも見える感じなんだけども、これはこれでお茶目。お茶目といえば、森狙仙の猿図なども動作に愛嬌があってよろしかったですよ。
 そういうわけですっかり堪能して、地方都市の美術館としては随分充実した展示だなあ、と感心したのだけど、惜しい事が一つ。これは是非図版を、と思って売店へ行ったら、好評に付き既に売れ切れ、となっていたのだった……
 あああ、やっぱり最終日になんか行くもんじゃないわー; いや、そもそも知るのが遅かったんだけど。ここは終わる前に見られただけでも良かったと思うべきか;