取手・牛久オフ:牛久大仏・花摘み/ふれあい動物公園

 「分かりやすい道順だけども、何もない行程が続くが故にちょっと心配になるような田舎道」に車を走らせ、牛久大仏(中略)公園へ。

 牛久大仏は馬鹿馬鹿しく大きいので、観光地のイメージがあるけれどもここはお寺さんなのだった。
 試飲でビールを貰った者達の多くは既に出来上がっていたので、いろいろとバチアタリなことをする。
 山門に下げられた鐘を思いっきりついてみたり。
 さて、ここの目的は大仏の他にもう一つ。お昼の席で、馬鹿馬鹿しくも一度やってみたかったデザートを広げる事であった。

 右側が、この日のために試作を重ね、前日に仕込んだ「ボウルプリン」、左側がほぼ同じサイズで提供された、フルーツ入りボウルミルクゼリー。「日米友好」の旗付きでございます。プリンにはカラメルソースも用意してあったのだが、誰のご所望もなかった。――そのままでも結構甘かったのよ; そうだと思ってかなり控えてプリンミックス+1割強ミルク寒天状態で作ってみたんだけども。
 ここで前日に引き取ってきていただいていたカツサンド/コロッケサンドと、トンカツ屋さんのオードブルセット、更にささやかだが私が鳥野菜巻き(モスラの幼虫に似てる)を提供し、お昼ごはんとあいなる。
 既にビアパークで馴染みまくり、と見て自己紹介なども行わなかったのだが、もうバカ話しか出ない状態である。折角だからプリンに手をつけるか、というと、何故か「プリンで棒倒し」になっているし。(要は旗を倒さずに順番にプリンを削り取っていくんである)

 しかし、桜はもうほぼ終わっていた時期とはいえ、代わりにポピーが咲きそろって、よいピクニック日和でありました。ちょいと風が強かったけども、既に冷たくはない、というくらい。欠席者の分もお昼とプリンとゼリーを詰め込んで――ちょっと多かったよ;――しばらくまったりしてしまう。
「ああ、綺麗なお花畑が見える……」
「まだそっちに行っちゃ駄目だ!」

 とはいえ、まったりしてばかりもいられない。折角ここまで来たのだから、大仏様にも拝観しておかなければですよ。
 そういうわけで、大仏様を回り込んで、背後にある拝観入り口へ。
 入り口を入ると、奥の広い部屋へと通され、ある程度の人数が集まったところで、扉を閉められる。
 明かりはない。
 暗い。
 暗い。
 暗い。
 ……
 なかなか明るくならない。暗闇恐怖症とか閉所恐怖症とかの人だったら恐慌状態であろう。
 そういやここは、お寺さんだったのだった。これは仏と向かい合うための行程であらうか。
 と、思った時、反対の扉が開いて、明るくなる室内。次の部屋へ進むと、そこにあったのは、電飾グラスファイバーで飾り付けられた、色とりどりの電飾小仏像の並ぶ雛壇であった。……最近のお寺さんのすることはよくわからん。
 階段を上がり、写経用のスペースや、大仏建造過程の展示スペースになっている階を抜けて、展望台へのエレベーターへ。
 と、実はこの間、私達一行は大仏拝観前にネタで配ったこのガムを噛んでいたのだった。
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 エレベーターにこもる、一行の放つ薔薇の香り。――お寺さんの中で、何者?;
 さて、ここの展望台はさすがに大仏様の頭まではとはいかず、胸元にあるスリットから外を眺められる、というもの。

「うーん、スリット状だからあんまり広く見えないけど、遠くまでは見えるね〜」
をを……ひとがゴミのようだ〜」←誰かやると思ったのよ、罰当たりを;
 展望台から降りてくると、帰り道は、永大供養をお願いしている方々の仏様が安置されている部屋に出る。その奥には大仏様内部のご本尊様があって、通りかかった時、丁度お坊様がいらしてお勤めがはじまるところであった。
 後ろに正座して、神妙にお経を聞く人々――と、不真面目に後ろを通り抜ける人々。
 大仏拝観から出てくると、ここの裏手に小動物園があるのだった。丁度ステージでは、猿の曲芸が行われていた。
 一行の一部はまっすぐピクニックシートのところに戻ったが、私は大仏拝観の間にばらけてしまった人々を待ちつつ、動物園の方にも入ってみる。猿の曲芸はいまいちアナウンスの感じからして心惹かれなかったもので、他の動物を見て回ることにする。――ええと、奥にいます、とか、お休み中です、とか書いているケージも多いな、独居のミニブタさんくらいしかいないのか――と、思ったら、奥の方に広い放牧(ていうのか;)スペースがあって、ウサギ、タイワンリス、ヤギなどがいる。

 ここはひまわり種などの餌を買って、手袋をした状態でなら、直接渡せるようになっている。なかなか何もなしで向こうからは寄って来ないが、物怖じもしない様子。まことに愛らしい。
 ところで、ウサギ、穴掘ってたぞ; ガス管だか水道管だか見えてたけど、大丈夫なんか; 脱走しないんか;
 動物園は地味な動物達なりにも楽しかったのだが、しかして、昼食&デザートを片付けるのに異様に時間がかかったため、戻ってみると4時過ぎになっていたのだった。さすがにもう遅い時間なので、皆様のご意見をご確認の上で、このまま直接取手駅へ帰ることに決定する。
 いやほんとは3時前後くらいには移動して、シャトーカミヤに行こうという計画だったんだけどね。まあ無理して行っても大変なので。