英国医薬品監督庁がデトックス製品について調査

 菊池誠氏のブログへのコメント欄より。

 色々華やかな効能を謳っているデトックス製品が出ているけれども、実際に医薬品としての効能や影響のテストをきちんとしている製品は皆無だった、ということすね。
 「デトックス」もねえ、全然効かないわけじゃないというのが曲者じゃないかと。昔っから習慣的に使われてたものもあるだろうし、発汗を促して代謝を高めるという効能くらいは確かにあるんだろうけど、今「デトックス」として売られてる製品の謳い文句はかなり怪しい。良くない物を排出するにしても、基本的に元々人体が持っている能力を高めるというものなら、それなりに体力は消耗するだろうし。実際、「detox=解毒」というほどの効果があるとまでは思えないんだけども。(そういう疑問に対しては、「良くない老廃物」というような物を指す比喩だ、と言われるかな)
 ともあれ、ほんとに誰でも副作用もなく効く、病気も治っちゃうような物だというなら、それなりにちゃんと臨床試験を経て欲しいですな。再現性を追求しないやり方では、そこから出来たかも知れない有益な治療法や薬剤も生まれないし、扱い方を間違って逆に害になることだってありうる。
 普通の人の「健康になりたい」「綺麗になりたい」欲求は、時としてとんでもない忍耐を生みますからね。それこそ「命を捨てても健康になりたい」ちうくらいで。