三の丸尚蔵館第40回展 花鳥−愛でる心、彩る技 <若冲を中心に>を見る

 夕方、帰途につく前に、思い立って皇居に脚を向けたのだった。三の丸尚蔵館は皇室の美術工芸品を無料で展示している宮内庁の施設で、入り口の所でプラスチックの札を貰って皇居庭園に入る(でもタダ。入場者数のチェックのため?)だけでみられるのだった。
 これがね。小さい建物だけども、皇室のものだけになかなか侮れない展示で。(むかーし、皇居を散歩ついでに入った時には、高村光太郎と光雲の木彫なんぞ見ましたよ)今、月代わりで展示しているのがこの若冲その他の江戸時代の花鳥図類なのだった。なかなかに美麗です。一番の目玉は若冲の「動植綵絵」らしい。展示してあったのは三十枚のうちの六枚ほどだったけども。
 応挙なんかもありましたよ。一頭がこっちを見てたりする「双鶴図」が。迫力あるんだけども、惜しいことにシミが散ってたりするんだな;
 ともあれ、今後も数カ月、毎月展示品の交換があるそうなので、また見に行こうと思う事なのだった。