東京国立博物館平成館にて世界遺産・博物館島ベルリンの至宝展

 会期が12日まで、というので慌てて行って来たのだった。
 時代ごと/地域文化ごとに展示室が分かれて、先史文明からエジプト、西アジアバビロニアとかね)、古代ギリシャ、ローマ、イスラムビザンチン、ヨーロッパ古典(ルネサンス以降が主らしい)、近代ヨーロッパ美術まで。対象が広すぎるので全体を評価するのは難しい所だけど、いくつか見ごたえのある目玉の展示物があったのでなかなか堪能したのでした。ボッティチェリのヴィーナスとかね。
 しかし混んでたのと入った時間が遅くて慌ただしかったので、巡って行くうちにどんどん小さい展示品はどうでもよく思えて来るのがなんだか。途中のコイン・コレクションなんかほとんど見ちゃいません。同じくらいの細かさの物でも、最初の方においてあったエジプト出土の彫像なんかは結構じっと見たんだけれども、その間に彩色木棺とか石の巨大牡羊像とかギリシャ彫刻群なんか見ちゃいましたからねえ。
 やっぱり空いてる内に腰据えてみるべきものなんだろうな、ああいうのは。