異形コレクション新刊ゲットだぜ!

 終業後友人と待ち合わせて、イベント会場でコンパクトだがずっしり重い本を買う。だけどこれは「異形」ではないのだった。
 その後本屋へ移動して、予定発売日は明日だけど、と思いながら文庫棚を探したところ、表紙を見せて並べられていたので無事入手。

妖女 (光文社文庫)

妖女 (光文社文庫)

 やはりこの表紙は見せて並べたくなるよねえ。「cover art」としか書かれていないが、要は人形作家吉田良による人形造形である。おそらくは球体関節、「ペストの医者」のような奇怪なお面込み。(そして口絵写真の仮面もまた一段と奇怪なのだった)
 既に前日の内にネットで書影を見ていたのだが、気になったのは表紙の執筆陣名一覧の中に、Amazonでもbk1でも検索に掛からない名前が2つあったこと。結局この巻では公募から二人採用したんかな、と思っていたのだけど、お一方は前回の公募の最終選考に残った作だそうな。なるほど。
 やっぱり妖艶・蠱惑・淫靡をイメージの柱とする女性像が多いなあ。現在はこれを、一篇ずつ舐めるように読んでいるのであった。(やほんとに舐めてるわけじゃないけど。ほんとだってば)