タブラトゥーラのコンサートに行ったのだ

 古楽(というか欧州古楽器を使って好き勝手な音楽をやる)バンド・タブラトゥーラのコンサートに行った。晴れ上がって暑い四谷の街の裏通りに入り、ぐるぐる路地を巡って会場のコア石響へ。閑静でいいところなんだけど、何度行っても毎回道順が不安な私なのだった。
 今回からビウエラ(本業はフラメンコ・ギター奏者)の山崎まさし氏が参加されるとのこと。なるほど華やかな音でございました。久方ぶりにダラブッカとかダルシマーの生音というのも嬉しうございます。
 しかし新メンバーが入っても平均年齢が下がらないおじさまバンド。でも良く踊るなあ。演奏ってスポーツだと思うんですが。そんな中、生真面目に座って演奏を続ける山崎氏の姿が印象的でありました。この山崎氏、容貌はつのだ氏にみょーに似ているのだった。表情とか全然違うけども、私は当初、たくさんおられると話に聞くつのだ兄弟のおひとりか、あるいは親戚の方かと思ったくらいで。
 ところでタブラトゥーラは恐ろしいことに(?)今年で結成20周年なんだそうです。これを記念して9月に浜離宮ホールでコンサートをやるとのことで、既に今回の会場でもチケットを販売していたので買ってしまう。
 大変楽しみだけど、実を言うと「こんな大きな会場取って大丈夫ですか、おじさま達」という気も; いやその、小さい会場か野外でしか見たことないもので;
 それはさておき、つのだ氏はどうやら最近、若手のお笑いにはまっておられるらしい。MCでしきりと「間違いない!」とか言ってたし。どうせはまるならパペットマペットあたりなら良かったのにと思う私。いや個人的に何となく。
 そんなつのだ氏のMCから。
「うれしいときー。みんなが自分の曲のために、チューニングしてるときー」
 そ、そういうもんすか。